なぜローコンバットが「世界一実戦的」なのか?〜第4章〜〈前編〉【実戦に「楽」は無い】
突然の危機的状況下では
誰もが、パニック状態に陥ります。

不安や恐怖、怒り、緊張、焦り、あらゆる感じたことのない感情が一気に押し寄せ
平常心や冷静な判断力なんてものは皆無に等しいでしょう。
そのような状態で、やったことのない事はおろか
何度も何度も練習したことでさえ、練習通りにできるでしょうか?

どれだけ名の知れたボクサーでも
格闘技の金メダリストでも
ルールのない状況でナイフを持った敵と冷静に戦えるでしょうか?
少なくとも容易でない事は確かです。
だからこそ、ローコンバットのトレーニングでは
ただ平常心でトレーニングするのではなく、肉体的、精神的にストレスをかけた状態でトレーニングします。

辛く、苦しい状況をあえて作り
判断力を鈍らせ、危機的状況での心理状態を仮想することで、本当に危険な状況でも冷静な判断ができるよう訓練をします。
ルークホロウェイは言います。
実戦に「楽」は無い、と。
辛く、苦しく、ギリギリの精神状態の中に
いかに「慣れる」ことができるかが、生死を分ける。
常に実戦を基に、トレーニング環境から作り込むことが
ローコンバットの護身術が実戦的である1つの理由なのです。
なぜローコンバットが「世界一実戦的」なのか?
〜第4章〜〈中編〉 に続く💁♀️